「6ヶ月前から公務員を目指して 合格」 

 

                                        

国家U種(総務省・国土交通省 内定)、特別区、京都市・国立大学法人 合格

 

 

                                        早稲田大学 法学部 T・Tさん

 

 

≪何故公務員になろうと思い、喜治塾に行きついたか〜大学3年11月まで≫

 

 どういった職に就くべきか悩んでいる時期に、自分の好きな町へ旅行しました。その際に写真を撮ってほしいと頼んできた観光客の方から「この町素敵ですよね」と言われる経験をしました。その町から帰った後も、自分の好きな町を他の人に褒めてもらった嬉しさがずっと忘れられませんでした。色んな職を考え、周りの影響から何となく司法試験への憧れた時もありましたが、「自分の好きな町を一人でも多くの人に好きになってもらえる仕事」である公務員になりたいと考えるようになりました。
サークルの幹事が大学3年の11月に終わるまでは、サークルに専念しようと考えていました。ですが、終わってすぐ始動出来るよう予備校位は見つけておこうと思い、10月に公務員予備校を二つ見学に行きました。

 大手予備校は、公認会計士や司法試験などの最難関試験を目指す人が幅を利かせているイメージがあったのと、やはり予備校にいる全員が仲間でありライバルである、そして事務の人もこちらの不安や悩みを熟知している公務員試験予備校が良いと考えました。では何故二つあった公務員予備校から喜冶塾にしたのかと言うと理由は3つあります。

  1. 11月からでも全て生講義…ビデオ講義は途中で挫折しそうだと考えていたので、予備校選びの際、出来るだけ生講義があるところがいいと考えていました。
  2. 大学から近い、駅から近い…もう一つの予備校は駅から歩かないといけませんでした。

一方の喜冶塾は改札を出て少し行ったら見えてしまう距離でした。また、大学に行ったついでに寄る事も出来る立地でした。正直くだらない理由のようですが、意外に立地は予備校に通い続ける上で重要でした。

  1. 事務の人の対応…どちらの予備校も訪問した時の対応に差はありませんでした。ですが喜冶塾から届く葉書には事務の方の手書きのメッセージがあり、内容も訪問の際に相談したことに答えてくれているものでした。もう一方の予備校はただ印刷されたお知らせのみ。この対応の差を見て、きっと喜冶塾なら自分の将来を任せても大丈夫だと確信しました。

 

 

≪通いだしてから講義が終わる〜大学3年12月から4月初めまで≫

 幹事が終了次第通いだそうと思っていたのですが、ゼミの討論会に1カ月費やしたので実際に通いだしたのは12月の最終周位からでした。
元々遅れてのスタートなのに更に遅れてしまい大丈夫なのかと当初は心配でした。ですが、進度が遅い自分のためにフォローブースの融通を利かせてくれたり、一日に長時間授業のDVDを見るため憂鬱な自分を励ましてくれる事務局の方々のおかげで、冬休みが終わる頃には遅れた授業を見終えることが出来ました。
 1月終わりまでは生講義を受けその復習をする事と、冬休みに受けた講義の復習をする位しか出来ませんでした。というよりもそれがやっとな位講義が充実していました。
 2月になると、勉強漬けの日々が始まりました。一週間のうち2、3日は、午後と夕方の3時間×2の一日6時間も講義の日がありました。この期間は2月から4月の頭までの2カ月間続きました。もっと早い時期に始めたらこんなこと無かったんですけどね。
 2月の初めには「試験が5月から始まる中で、直前の一カ月まで講義とその復習に充てるだけで本番に間に合うのか」という疑問もありました。ですがそこで「復習を怠らなければ必ず力がつく」と五十嵐先生が言っていたのを思い出し、2カ月間毎日以下のような感じのスケジュールで勉強を継続しました。

 

例:(15時に講義が始まるまで)


判断推理・数的推理(スー過去)…2時間
前日の行政法2コマ分の復習(テキスト)…3時間

(講義が始まってから)
民法(講義)…3時間
経済(講義)…3時間      計11時間

 

 判断推理と数的推理でスーパー過去問ゼミをこの時期に用いたのは、単に自分が知能分野を得意としており、一つでも多くの問題に当たっておきたいと考えたからです。教養は専門と違い、急な暗記では間に合わない位科目が多く範囲が広いので、私のように知能でなくても、社会や理科をこういった長期スパンで潰していくのは後々に活きてくると思います。現に私は5月6月になった時、この時期の貯金からあまり知能は解かずに専門に不安なく特化することができました。
6時間の講義はしんどかったですが、そういう時は一緒に講義を受けている塾生と愚痴を言い合ったり励ましあったりして乗り越えられました。また変わらない熱意で講義をする先生方を見ていると力をもらえました。

 講義が3時間だけだったり、講義が無い日には、これまで受けた授業の復習の2周目3周目をしたりしていたので、4月まで市販の参考書に殆ど手を出さずに来ました。
この期間ほぼ毎日コンスタントに10時間以上勉強し、それを記録に付けたことで本番直前にはその記録がお守りになりました。なので勉強記録はお薦めです。
また、この時期始まった演習は、毎回成績上位者が貼り出される形式でした。トップの点数の高さに驚かされつつ「いつか自分もそこに載りたい」という良い目標になりました。演習は実践的な問題を扱ったので、気付かぬうちに問題を解く力が蓄えられていきました。

 

 

≪4月頭から特別区本番まで≫


 講義が終わってからは、特別区の5年分の過去問が載った問題を買い、週一回まとめて専門と教養を本番の時間で解きました。これも五十嵐先生の「まとめて解くことで、先週に比べて強くなったとこ・先週おろそかにしたところが分かる。そしてそれを元に柔軟に一週間の勉強スケジュールを立てると良い」というアドバイスを受けたからです。
実践と過去問の見直し以外には、相変わらず塾のテキストの復習を継続しました。その際、一科目多くても2時間以内に留める代わりに必ず全ての科目を一日のうちに勉強することにしました。
一つの科目を長時間一日かけてやると、とても理解できた気持ちになります。ですがそのやり方だと本番直前には記憶から抜ける科目や分野が多く出ると考えたからです。
この勉強法で何度も何度もテキストを見直したので、直前には「民法の解除条件は何ページのどこらへんに書いてあったな」というレベルにまで達しました。

またこの時期意外に(むしろかなり)重要なのが教養論文対策です。
特別区や都庁は、公表されてないものの論文の配点がかなり高いと言われてますし、それは知人の合否を見ていても本当でした。
 私は論文道場を受講していたので、演習で配られるものと合わせて20通程度論文テーマに対する模範解答を持っていました。ですが、模範解答を持っているだけで内容は知識として定着していませんでした。そこで今まで扱ったテーマと五十嵐先生に予想してもらったテーマを改めて自分の手で書きました。中には模範解答丸写しのようなものもありましたが、20数枚を書きあげた達成感と「何よりこれだけやったんだから本番では何が出ても対応できる」という自信は本番に向けて代えがたいものでした。またこの時期頑張ったことで論文の型は出来ており、以後の国家二種試験等では直前に見直すだけで事足りました。実際今年の特別区は待機児童、国家二種は自殺がテーマでしたが、この二つは準備していたものだったので、本番ではついつい口元が緩んでしまいました。そして何より、模範解答に自分の意見を加えるため、テーマについて調べたり考える中で今の社会問題について深く考えさせられ、その解決のために改めて「公務員になりたい」という強い心が生まれました。

 

 

 ≪特別区終了後(5月9日)〜面接まで≫

 試験ラッシュが続くので、教養だけの試験の週には教養に特化したり、経営学や国際関係など今まであまりやってなかった科目が出る地方上級の前にはそれを勉強したりと、試験に合わせた勉強をしました。この時期に第一志望が終わり燃え尽きる人が多かったですが、「もしも第一志望が落ちていた時に、今対策をしていなかったらもっと後悔する」と思い、何とか踏ん張った事が最終的に多くの合格を生んだのかなと思います。

 

 面接は、民間を受けていなかったのでかなり不安でした。ですがそこは、喜冶塾の特長を最大限に活かす事で乗り越えられました。喜冶塾は家から遠い人も思わず来てしまう位アットホームなので、毎日行けば必ず友人がいました。塾生同士の添削の中で、自分で良い出来だと思った面接カードは他の人が読んだら意味不明だった事、自分のサークルの常識が全く伝わらない事など、自分一人では全く分からなかった事がありました。時にはその指摘が厳しかったりしてちょっと凹みましたが、皆で合格したいという気持ちからでしたし、ありがたくもありました。他者の目が入ったカードはどんどん良くなり、最初に書いた面接カードがいかに駄目だったかは今読んでみると改めて分かります。だって今読むと自分でも何が書いてあるか分からないんですもん(笑)

 

≪受験を終えて思う事≫


 これは喜冶塾だけに言える事ではないですが、予備校に入ったら必ずその予備校の方針に従うべきです。テキストの作成段階から、学生が持ちえるはずの無い、講師陣の長年の経験が活かされていますし、沢山合格者が出ているからこそ今講義の仕方や指導方針を取っているハズです。ただでさえ不安な試験の中で、勉強の仕方まで不審に思っていたらきっと腰を据えて勉強できないと思います。文中に「五十嵐先生」という言葉が何回か出てきますが、私は先生の言う事を馬鹿みたく信じ切って勉強しました。それがこの結果に結びついたと思っています。
私は喜冶塾で合格だけでなく、これからも付き合っていきたい友人を沢山得ることが出来ました。どの予備校を選ぶかは人それぞれですが、喜冶塾ならば私のような道もあり得ますし、きっとこの満足感を味わったのは私だけではないと思います。

 

 

 

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