行きたい、行きたいと思っていた沖縄に初めて行き、数年前に手に入れた下記の本を辿ってきました。
「沖縄・米軍基地観光ガイド『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること』」(写真/須田慎太郎、文/矢部宏治、監修/前泊博盛・書籍情報社刊)
沖縄にある基地を丹念に拾って写真を掲載してくれています。
普天間、辺野古、嘉手納だけではなく、沖縄全域にわたる米軍基地が取りあげられています。
この本に掲載されている膨大な点数の写真を生で見たいと思っていたのです。
ほぼほぼ見てきました。
辺野古のテント村にもより、お話しを聞かせてもらいました。そこで教しえていただいた見所ポイントも自分の目で見てきました。
米軍がはじめて沖縄上陸をした読谷村の泊城(とまりぐすく)公園、当時、日本軍はこの上陸を阻止することはせずに沖縄の南を固め本土での決戦を決断、結果、簡単に上陸を許してしまう。米軍にどんどんを南下を許してしまいます。学徒動員もされますが、最悪の結末を迎えます。
ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館にもはじめて行きました。まだ行かれていない方はぜひ一度訪ねて欲しいところです。
今回はたまたま家族と一緒でしたので、家族サービスのための時間もとり、美ら海水族館にも、古宇利島にも行ってきましたし、リゾートホテルに宿泊しました。
美ら海水族館でのイルカショーは大人気で、日本人、中国人、韓国人も家族連れ、老若男女、米軍関係者かと思わせる若い白人男子たちも、みんなみんな大いに楽しみ、惜しみない拍手と歓声で、平和な素晴らしい時間が流れていました。
その同じ時間に、沖縄の東側、辺野古では、辺野古を守るために、基地をなくすために、平和を守るために、ゲート前でに座り込んで戦っている方々がいます。テント村で話を聞かせてくれた方は、「アメリカが中国を押さえ込むためにどうしても沖縄に基地が必要なんだ。長崎や岩国ではなく、中国から太平洋に出て行く海域の真ん中にある沖縄である必要があるのだ。そして、普天間では狭く、空軍、海軍、陸軍の連携がとりにくい。だから辺野古。1960代にはアメリカ自身が辺野古に大きな基地計画を持っていた…」といろいろな話を聞かせてくれる。
沖縄本島の反対側では、日本人も、中国人も、アメリカ人もみんなイルカショーに大歓声。
このギャップというか、なんというか、…。
人種や国籍などに関係なく、みんなで大歓声をあげながらイルカのショーを楽しめる、そんな素晴らしい時間をもてる平和のために尽力しようということはあらためて肝に銘じて、東京に戻りました。