試験に向けて最後の注意

ここからさき、試験当日に向けての過ごし方が重要です。
試験当日に頭脳がフル回転して、ガーっと合格する力が発揮できるように自分自身を持って行くことが重要です。そのために、前日(土曜日)、当日(日曜日)の過ごし方を提案しておきます。
試験の前日
試験当日に頭脳をフル回転させるためにも、前日は、脳を休ませなくてはなりません。
夜は7時くらいには勉強は終わりにして、あとはだらだらと過ごすことが重要です。「脳」に休養を与えてください。ぼーっとしているのが一番良いです。緊張で眠れないこともあるでしょうが、それはまったく問題ありません。眠れないことと、「脳」を休めることは、それぞれ別の問題です。
若い君たちは、一晩くらい眠れなくても大した問題ではありません。
眠れなくても構わないのですが、「脳」は休めてください。つまり、勉強はしないでください。ぼーっとしていれば「脳」は休まります。
「脳」が疲れていると、フル回転して欲しい知能分野の問題を解いているときに、回転が鈍ります。くれぐれも夜7時にはリラックスタイムに入ることをオススメします。
徹夜で必死に暗記するとか、数的100問こなすとかは、本番を考えると逆効果です。本番は一発勝負なのです。一発勝負のときにグワーッと頭が回転するようにすべきです。
 水泳の選手や陸上の選手をイメージしてくれれば納得でしょう。みんなの場合は「頭」が動くかどうかがポイントです。
試験当日、試験会場でやって欲しいこと(そのための前日の準備)
早めに試験会場に到着して、数的推理、判断推理、資料解釈の問題を各1問解いてください。頭のウォーミング・アップです。
しかし、このとき、わからなくなったり、解けなかったりしたら、焦ってしまって逆効果です。
絶対間違わない問題を3問用意して持っていってください。
そのためには前日に、本番前に確実に解ける問題を作っておく必要があります。
もも、リンゴ、なしの問題なんかいいではないでしょうか?答えが9300円とわかっていても(覚えていますか?)、現場でもう1回きちんと式をたてて、連立方程式を解いて、絞り込んで答えを出すのです。頭のウォーミング・アップです。判断推理も「うそつき問題」「対応関係」あたりの問題で、自分なりに完全消化しているものを用意していきましょう。
試験の最中の注意
1問目よくわからないから飛ばした、2問目もなんだかしっくり来ない、3問目も答えが出ない・・・なんていう事態もあるかもしれません。
そういうときは、焦りますし、ビビります。
1度、頭をリセットして、落ち着きを取り戻すために、深呼吸を2回、目を閉じて首をゆっくりぐるっと左右に1回転ずつ、そして、「がんばろ」とつぶやいて、もう一度問題文をきちんと読むところからやり直そう。
問題文に書いてある条件をすべて読み落としていないか、選択肢を当てはめて答えが出ないのか、もう一度チャレンジです。
「5割ちょっととれれば良い。焦るな、焦るな。思い切って半分捨ててもいいのだ。」くらいの気持ちで、まずはペースを掴むことです。
一度ペースを掴めば、あとはうまくいくはずです。
(まとめ)
・前日は「脳」を休めること
・当日、ウォーミング・アップをすること
・パニクったら、深呼吸と目を閉じて首を回転させる運動
・あとは「あきらめない精神」で頑張り抜く。最後の1問の1点で合否が決まる