公務員試験で課される論文の添削をしていて思うこと。
意外と多くの人が、問いに答えていない。
聞かれていることに答えていない。
例えて言うならばこんな感じ。
問 あなたはどちらの出身ですか?
答 大学の時に東京へ出てきました。
まあ、東京出身ではないのだと言うことはわかるが、問われているのは出身地です。
「大阪です」といえばドンピシャだ。
「区民の声を活かした政策形成」という課題であれば、「区民の声を活かした政策形成」について論じないといけません。
区民ニーズをどう把握するかをいきなり論じ始めるのはおかしい。
一文、「区民の声を活かした政策形成をするためには、まずは区民の声、それはすなわち区民のニーズをしっかりと把握しなければならない。そこで、まずは区民ニーズの把握について論じる」
などを入れて欲しい。
どうでもいいんじゃないと思った人ほど気をつけて欲しい。
書かなくてもそれは当然だと思って書いていない人がいるようですが、「当然」かどうかはわからない。説明が必要なのです。