身だしなみを考える日

今日のニュースから

月に1回程度、自由な服装での登校に今年度、東京都世田谷区のすべての区立中学29校が取り組んでいることがわかった。
生徒が自ら学校へ着ていく服を選ぶことを通して、主体的な判断力や多様性を尊重する気持ちを育むのが目的だそうだ。

区立砧中学校の生徒たちは軽装で授業を受けた。普段の標準服(制服)は男子がシャツにスラックス、女子はシャツとベストを着てスカートをはく。だが、この日は「身だしなみを考える日」で、生徒各自が自分で決めた服装で登校した。

同区教育委員会が4月から始めた取り組みで、学校生活に支障のない範囲で生徒が自由な服装を選ぶことができるそうだ。

北沢中学校は、自由な服装での登校日を7月上旬に約1週間設けた。
実施後、一部の保護者にアンケートを取ると「自主性が育つ」「体温調節ができてよかった」といった前向きな反応があった。一方で「目的が分からない」との指摘もあったそうだ。

同教委は学校運営の見直しを進めていて、制服のスラックスやスカートを男女関係無く選べるようにした。秋からは各学校のホームページで校則の公開を始めるそうだ。