土用の丑の日

今日のニュースから

近年稚魚の不漁で高騰が続くウナギ。
琵琶湖では、めったに取れないだけでなく、おいしさもあって高級料亭などで提供されている。ただ取引価格は1キロ1万円以上と一般的な養殖ウナギの3倍以上だそうだ。

滋賀県水産課の資料によると、琵琶湖のウナギの漁獲量は1957年に53トンあったが、2014~16年は各2トンと激減。

水産庁の調査では、09年に国内で25トンほどあったシラスウナギの採捕量は昨年は約9トンまで減少。1キロあたりの稚魚の取引価格も、38万円から299万円まで8倍近くまで上がっているそうだ。
そのため、県漁連の放流量も大きく減った。県の補助金約200万円では、ここ数年1トン前後の放流しかできていないという。

そうした中で琵琶湖のウナギの人気は高まっている。漁師からは「もっと(シラスウナギの)放流量を増やしてブランド化を図るべきだ」との声も出ている。

一方で、県も県漁連も予算を増やして放流量を増やすことには慎重だそうだ。