ノーベル医学生理学賞に選ばれた大村智さんの記者会見の途中で、安倍首相、下村文部科学相からのお祝い電話が入ったのをテレビで見た方はいますか?
総理からの電話があるからと、記者会見が遅れていたのですが、かかってこないので「Time is money」ですからねと、記者会見を始めたのだが、その途中でまた中断、中断。
大村先生がお亡くなりになった奥様に支えてもらい研究ができ、一段最初に奥様に伝えたい・・・いい話をされている一番いいところで、「総理から電話です」と記者会見が中断され、総理からのお祝いメッセージが割り込んだ。
安倍総理が電話をしているわけではなく、秘書か、秘書官か、とにかく公務員がかけて、総理に電話を手渡しているわけですが、このタイミングはイマイチだったと思う。せっかく総理がお祝いをするのに、無遠慮にいい話に割り込んで、一番いい話を中断させてしまい、記者会見を視聴していた人も残念であったと同時に、なんだか総理に対してはこんなときばかりいいかっこして・・・なんて思わせてしまったのではないか。
この公務員の仕事は、イマイチだったのではないかと思う。頻繁にあることではないし、お忙しい総理から直接お祝いのメッセージをしていただくのは、大変だったかもしれませんが、それにしてもタイミング悪かった。