ラグビーW杯、食べ物持ち込みOKに

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ラグビーワールドカップ日本大会の組織委員会は23日、これまで禁止していた試合会場への飲食物の持ち込みについて、食べ物に限って容認すると発表したことがわかった。23日の試合から実施した。開幕戦以降、観客からの苦情が相次いでおり、方針を変更したそうだ。

20日に東京スタジアムであった日本―ロシアの開幕戦などでは、会場内の売店に長い行列ができたり、食べ物が売り切れたりして、問題視されていたそう。
23日以降に会場に持ち込める食べ物は、個人が消費できる量に限る。飲み物についてはビンや缶などのグラウンドへの投げ込み防止などの理由で引き続き持ち込めないが、水筒は容認されている。また、全試合会場に無料の給水場が用意されているそうだ。

ラグビーW杯の飲食物提供を巡っては、ビール好きの多い海外客に対応するため、組織委はビールの売り子を場内に配置するなど準備を進めていた。
一方で食べ物も求める日本の観客への対応がおろそかになっており、組織委幹部は「国内外のファンの観戦文化の違いが出た」と語ったそう。

22日に横浜であったアイルランド―スコットランドに家族で観戦に訪れた東京都内の女性は「売り子さんがビールだけじゃなく、ソフトドリンクや食べ物も売ればうれしい」。神奈川県内の高校1年の男子は「食べ物の持ち込み禁止はきつい。場内の食べ物は値段が高いので」と話していたそうだ。