甘利経済再生担当大臣が賄賂をもらったのではないかという週刊誌の記事が出るそうだ。
賄賂は犯罪である。もし本当ならあるまじき行為であり、責任は重大、即刻政治家は引退のうえ、罪を償う以外にはない。その点、なんの疑いもない。
しかし、しかし、今回のこの問題で、安倍政権に打撃を与えるためだけに、細かな揚げ足取りをあれこれあれこれと言い合う国会審議だけはやめてほしい。
一つの事件をグチグチとこねくり回し、首相の任命責任を問うなどということを、またいつものように繰り返すことだけはやめてほしい。真正面から、安保法を、貧困を、議論するのではなく、相手の傷口を手掛かりに政権から引きずり下ろすのが「戦略」だと考えるのはやめてほしい。
いつのようにまた、鬼の首をとったかのごとく大騒ぎしそうな気がするのですが、あえていう。絶対にやめてほしい。賄賂の点は捜査当局に任せればいい。
それよりも安保法であり、集団的自衛権であり、格差、貧困の問題ではないか。
もちろん、賄賂がいいと言っているわけではない。犯罪です。