都庁合格者座談会

合格の鍵は論文と面接 ~少人数制ならではの徹底指導で合格率82%
論文道場で答案の型を身につける
-都庁では課題式論文の出来が合否を左右すると言われていますが、どのように取り組みましたか
OHさん 10月から論文道場を受けていましたが、何度も答案を書き直すうちに型をマスターできたと思います。内容面では直前期に都政2012などの資料を熟読しました。直前予想講座で先生が「大穴」と指摘していた「スポーツ振興」について都政資料を読んでおき、本番で当たったので本当に良かったです。
Wさん 僕も論文道場で書いた答案の評価が悪かったので、書き直しを含めて30~40通は書いて先生に見てもらいました。自分なりに論文の型ができてきたと思えたのは4月ごろです。結果的には先生の言うとおり型をしっかり身につけていたので合格できたのだと思います。
Mさん 論文道場はずっとD評価ばかりでしたが、最後に1通だけC評価(合格点)をもらいました。内容的には全然大したこと書いてないのになぜだろうと考えると、それまではすごく難しいことを書こうとしていたのに、最後の答案だけは簡単な言葉で論理をきちんと踏まえて書いたからだと気づきました。また、論文は問題文をきちんと理解することが大事だと先生から言われたので、本番ではその点に注意しました。
Gさん 僕も論文道場で評価が悪かったので20通ぐらいは答案を書き、すべて先生にチェックしてもらいました。本番の1週間前に先生から「角が取れた」と言われてようやく自信がつきました。
OYさん 私は高校時代に大学入試向けに小論文対策をやっていたので、それほど苦労はせず、論文道場でもたいていC評価(合格点)をもらえていました。普段から「日本の論点」などを読み、社会の課題について自分なりに意見をまとめることをしていました。
厳しい模擬面接と特訓講座で本番は自信を持って臨めた
-面接試験も苦手な人が多いですが、対策はどのように進めましたでしょうか。

OYさん 私は1次試験までは筆記対策で精一杯だったので、1次発表後に面接対策をはじめました。そこで周りの人より出遅れていることに気づき、焦りや恐怖心からつぶれかかりましたが、面接特訓講座を受けたことが転機になりました。この講座では実際に自分が面接を受けている様子をカメラで撮影した後でみんなで見ながらフィードバックしていくので、自分では気づかない癖を見つけることができました。また、ここで出会った仲間とその後も面接の練習をして、「すごいよ」などと励まされて自信がつきました。おかげで面接試験直前には楽しみにさえなっていて、本番では楽しく話せました。
OHさん 私にとって面接試験の準備期間は地獄のような日々でした。勉強よりずっとつらく実際に痩せました。最初に受けた面接で落ちた時、今後も面接は全部落ちるだろうと絶望的な気持ちになりました。模擬面接もさぼりたくなりましたが、ここで負けたら終わりだと思って気持ちを奮い立たせ、とにかく場数を踏むことが大切だと思い、塾生同士でも練習しました。本番で面接官から「君の活動は自己満足だ」と言われたこともありましたが、塾の模擬面接で圧迫も経験していたので何とかもちこたえられました。
Gさん 私は民間の就職活動で内定をもらえなかったので面接に苦手意識がありました。塾でやる模擬面接の他にもハローワークなどを利用して10回以上練習しました。本番では面接官の質問を良く聞くことが大事だと思い、しっかり聞くことを心がけました。
Mさん 私も民間の就活で失敗したのですが、その原因は面接で自分を飾っていたのが相手にばれたせいだと思いました。きちんと自己分析ができていなかったことを反省し、勉強の合間に自己分析しました。本番では正直に飾らずに話すようにしました。
Wさん 民間企業を回って最終面接で全部落とされたことがトラウマになって、面接試験の前には不安に苛まれ、先生の前で泣いてしまいました。面接特訓講座の時にも参加者の中で一番緊張してしまい、大恥をかきました。緊張しやすくて人の目を見て話すのが苦手なことと、大学時代に人に誇れるようなことをしてこなかったという思い込みが原因でした。ですが先生と話をするうちに、人に誇れる部分を見つけることができ、徐々に自信を回復しました。その後も何度も模擬面接をこなす中で緊張が和らいで、本番は笑顔で話すことができ、力を出し切りました。思いもかけず高順位で合格できていたので、面接の評価が良かったのだと思います。