2020年合格を目指す講座
<ゼロから始めて合格するクラス>
基礎能力試験(択一試験)、専門記述試験(憲法、国際法、経済学)、時事論文試験、個別面接、グループディスカッションについて、まったくゼロの状態から合格レベルまで引き上げていきます。外国語についても本年度から英語とフランス語について本格的な指導を始めます。
1 カリキュラムと方針
(1)基礎能力試験
知能分野27題,知識分野13題,計40題出題が5肢択一式試験で出題されます。
当局からの正式な発表はありませんが、5割正解できれば、すなわち40問中20問以上正解できればよいと言われています。俗に足切り方式とも言われており、基準点(たぶん20点)以上得点できれば、記述式専門論文試験などを採点してもらえ、20点未満の得点だと記述試験の答案は見てもらうことができずに不合格となります。
基礎能力試験は、国家公務員(一般職)試験の問題が使われており、国家公務員(一般職)試験を同じ日の同じ時間帯に受験することになります。したがって、一般書籍として、外務専門職試験の基礎能力試験問題集は出版されていませんが、国家公務員(一般職)試験の過去問集で対策をとっていくことになります。
喜治塾のカリキュラムでは、おおよそ6割から7割の得点を目指して、知能分野・知識分野ともに講義を用意しています。出題数から言っても、得点効率から言っても重要である「知能分野」を中心に講義を進めていきます。
ただ、受験テクニック的な戦略とは別に、外交官となって活躍するために必要となる広範な知識の養成を視野に入れながら講義を進めていきます。
とりわけ歴史・地理・文化・芸術などの幅広い知識の有無が外交官としての能力を左右することから、「知識分野」についてもしっかりと勉強をしてもらいます。
世界各国の外交官たちが世界史、日本史にも極めて詳しいことはよく知られています。少なくとも日本についての幅広い知識がなければ、諸外国の外交官と渡り合うことはできません。
とはいうものの試験にパスするためには、専門科目の勉強量を確保しなければなりませんので、そのバランスも考えた上でのカリキュラムとしています。
(2)専門科目
憲法、国際法、経済学については、大学で学んでいないことを前提にして、ゼロから丁寧に講義をしていきます。ですから、外国語学部、文学部など法学部や経済学部に在籍していることは不要です。喜治塾での勉強だけで十分、いや学部以上の勉強をしていくことになります。
各科目とも、
①ゼロから基礎知識を身につけるための基礎講義、
②基礎講義で学んだことをしっかりと身につけるための応用講義(演習と講義を繰り返します)
そのうえで、それら基礎知識を駆使して応用問題を解決する力を養成するために
③完成ゼミを行います。
① 基礎講義(1回2時間) 憲法10回、国際法10回、経済学29回
② 応用講義(1回2時間) 憲法8回、国際法8回、経済5回
③ 完成ゼミ(1回2時間) 憲法5回、国際法5回、経済5回
講義を受けて、しっかりとその復習をすることで合格レベルの実力を身につけられるようにして、段階を追ってカリキュラムを作っています。
(3)外国語対策 英語(フランス語、ポルトガル語は相談に応じます)
1次試験は、和訳と外国語訳です。大学受験のレベルではありません。語彙も増やさなければなりませんし、正確な文法が要求されます。
講義+演習+添削指導 20回
(4)時事論文
論文の書き方はもとより、昨今の行政課題についての理解を深めるための講義、実際の演習、添削などを通じて、論文作成能力を磨いていきます。苦手な人のためにはオプションで「論文道場」というメニューも用意しています。論文添削・論文指導には定評があり、評判を聞きつけた新聞ダイジェスト社さんからの依頼で、月刊・新聞ダイジェスト別冊として「公務員論文頻出テーマ」を出版しています。
■ 時事論文 講義+演習+添削指導 2回
■ 論文道場 講義+演習+添削指導 10回(予定・オプション)
(5)面接対策
個別面接、グループディスカッション対策もしっかりと行います。
まずは、事前準備の仕方を学ぶための講座、そしてそれを踏まえて各人が準備をしたうえでの個別練習を行います。
外務専門職試験の場合、グループディスカッションを踏まえて、個別面接が行われます。同じ試験官が両方の試験を行うことになっており、グループディスカッションでのあなたの発言を踏まえて質問がされます。
こういった外務専門職試験特有のことも加味して、練習を積んでもらいます。
■ 面接ポイント講義 1回
■ 個別面接練習 2回(3回目以降はオプション。1回3千円)
■ グループディスカッション練習 1回
2 テキスト
いずれもオリジナルテキストと学者の先生方のテキストを使用します。
憲法・第5版(芦部信喜著・岩波書店)、国際法(有斐閣Sシリーズ)、判例百選などの指定教科書は購入していただきます。
3 講師陣
外務専門職試験に精通した講師たちが全力であなたを鍛え上げます。
喜治賢次塾長
喜治塾 塾長。公務員研修の講師として各地の自治体職員、地方議員に憲法、行政法を講義もする。憲法、国際法、知能分野、グループディスカッション、面接を担当します。
I.Y.講師(元・外交官) I 講師からのメッセージ「外交官の魅力」
外交官として原子力開発、低開発国開発などなどあらゆる部門で活躍され、現在も民間企業の立場から開発に携わられている。後進の指導のために喜治塾で国際関係、外交官の実務などの講義を担当しています。面接、集団討論などの指導も現場をしっているからこその視点での指導をします。フランス語圏で外交官として活躍しておられた経験も生かし、外国語面接(フランス語)の指導を行います。
O.K講師
某有名大学講師、元・宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)研究員。専門は宇宙法。国際法の各分野を横断して国際問題を見ていく能力を養成することに重きをおく講義には定評がある。各分野の知識を融合させることで国際関係を紐解いていく。外交官として活躍する上で一番必要となる国際法という武器を自由に扱えるように訓練をします。
K.M講師
某有名私立大学教授・経済学専攻。経済学を分かりやすく教える専門家としては定評がある。学者でありながら、試験にも精通しており、試験科目としてどう攻略するかを徹底して教える。覚えるポイント明快に指摘してくれる喜治塾創設以来の人気講師。
S.M講師
某有名私立大学教授。金融専攻。初心者に分かりやすく、楽しく経済を教えるプロ。毎回の講義は笑いが絶えないが、経済学部よりも高水準レベルまで受験生を引き上げていく。
五十嵐淳講師
喜治塾主任講師。元・大手地方新聞記者。その幅広い広範な教養から、歴史・地理・文化・芸術を縦横無尽に語り、受験生を釘付けにする。無味乾燥な暗記科目ではなく、生きた人間世界を語る講義は、受験生に大人気。外交官としての教養・素養をも身につけさせる本格派講義。また、元新聞記者ならでは切り口から時事問題を読み解きます。新聞ダジェスト別冊号「公務員時事」を執筆して全国の受験生からも支持されている。
飯塚太郎講師
元・地方公務員。公務員時代は幹部職員として採用試験の採点官、現職の公務員に論文指導を長年務めていた経験を生かし、受験生を指導します。毎回どの答案にも受験生の答案を書き直してしまわんばかりのビッチリの赤字添削を施す。論文指導では受験界で右に出るものはいない。何度も指導をうければ論文が得意科目になっていきます。