こんにちは。緊張が高まってきていますね。焦らず、いままでやってきたことを固めることに専念してくださいよ。
都庁、特別区受験者のために論文のヒント第2弾です。
今日は息抜きに「子どもの安全」ということを考えてみてください。
朝の集団登校中に交通事故でたくさんの小学生の命が奪われています。
母親が置き去りにして餓死させられた兄弟もいます。
工事現場の足場が崩れて犠牲になったお子さんもいます。
なぜこんなに豊かな平和な日本で子どもが餓死しなければならないのか。
「子どもの安全」という話題が出題されたときは、
外(道路、公園)での危険
内(家庭DVなど)での危険
などと分類して論じるか、敢えて焦点を絞ります!と宣言してそこを深掘りするか
なにかしら整理をしないと全体が散漫となってぼけてしまいますから注意を。
「地域で見守る」というフレーズにすべてを込めて連発しても
何の解決にもなりませんよ。
「地域で見守る」といっても、具体的にはそれはどういうことなのか。
自分の自宅周辺、自分が小学校・中学校に通っていたときのことを良く思い出して
いまほんとにあなたが出来そうなこと、他の人もできそうなことを提案してください。
<通学路について>
歩道がない道が通学路になっているところを総点検すべきと思いますが、
それを誰がするのか、その結果を誰が責任をもって対策するのかがハッキリしていません。
学校なのか、教育委員会なのか、警察なのか、町会なのか、はたまた文科省なのか、国交省なのか
・・・そう考えてくると、そうか、だから「地域」なのか??
役所が出来ないから、「地域」、つまり住民でやれよ、と住民にさじを投げているのだとすれば
これはひどい!
ただ、役所で何でもやろうとすると予算もかかる。
ともかく、まず第一にやるべきは、現状把握です。
保護者のみなさんに一度、子どもたちと一緒に歩いてもらって
交通事故の危険がないのかを調査してもらう。
通学路にある商店の方々に気づいている点がないかを取材する。
「危険」といっても、子どもが気をつけることで防げる危険もあれば
今回の京都の事故のように、保護者がついていて子どもたちもきちんとルールを守っていても
事故に遭ってしまう危険もあります。
役所の役割は、保護者の方に協力を仰ぐ点です。
そしてその情報を分類・整理して、優先順位をつけて処理することです。
保護者などからの要望(危険であるという情報)を聞いてしまうと
何とか対策をとらなければならないけれど、全部が全部出来ないから
ヘタに寝た子を起こすことはないと上記のような調査方法は敢えてとらないということがあります。
しかし、事故が起こってしまってから、「実はあそこは・・・・」というのでは遅いのですから
やはりやるべきです。
役所は、きちんと優先順位を説明すべきです。
出来ること、出来ないことはあります。
予算がなくて、
警察との交渉がうまくいかなくて、
商店との関係がうまくいかなくて
・・・いろいろな理由から、危険はわかっていても危険防止策がとれないこともあるでしょう。
だとすれば、思い切って、通学路の道順を代える方法も検討すべきです。
子どもたち自身が気をつけることで防げることもあります。
集団登校をして、高学年が低学年の面倒をみることで
安全を確保できる場面もあります。
それが出来ないなら、学校で誘導員をつけるという方法、先生が通学路に立つということも
考えられますが、当然、人件費がかかります。
人件費をかけてでも行政がそれをやるべき場所もあるかもしれません。
あらゆる箇所についてそれをやろうとすれば予算的に厳しいでしょう。
しかし、それでもやらないと行けない場所はあるかもしれません。
少なくとも、今回の事故の教訓を生かすために、
現状を把握し、危険度を明らかにする。
危険度の高いところは対策をとる。
その対策にも度合いがあることを指摘する。
通学路途中の商店の方、お住まいの方に
ほんのちょっと協力をお願いするだけでも安全が高まるのであれば
なにをどの程度までお願いするかの案を地域の組織、町会・商店街があれば
そこに提案して、協力を求める。
簡単に解決できるわけでもありませんので、
「地域にまかせる」では何の解決にもなっていないことを指摘しつつ
「地域で見守る」の中味が何でもいいから少しでも、指摘できればと思います。
私もこれといって良いアイディアを持ち合わせませんが、
なにもなければ、せめて、おじいちゃん・おばあちゃんに協力を求める。
協力を惜しまない方はたくさんいるはずと思うけれど、きっかけがなければ
なかなかやりたくてもやれない。
自分の孫がいればまだしも、怪しいおじいさん呼ばわりされても嫌だし・・・
という人が、関わりやすい環境を整える。
程度でも、ただ「地域で見守る」の一言よりは全然いいと思います。
<今日の重要ポイント>
「地域で見守る」というキーワードを書いて終わらせない。
その内容を模索する。
そうそう簡単ではないけれど、そこが悩めるかがポイントです。
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