5月2日 論文のヒント

あいにくの雨模様で気分もイマイチですか?
でも考えようです。新緑の五月晴れであれば、勉強が手につかないということもあるわけですからね。「できない」「まにあわない」「苦手だ」などなど、否定語を使わないこと実践していますか。ここは我慢のしどころです。ぐっと心に秘めてとにかく目の前の1問を確実に仕上げましょう。
<今日の息抜き> 
2010年度の全国の公立小中学校の給食費の未納総額が前年度並みの約26億円に 上ることが発表されています。税金、社会保険料など払うべきものをきちんと払っていない人がいます。収納率を上げるための方策を検討してください。
ヒント
税金で考えてみる。そもそもなぜ払わないのか? ここを分類して対策を整理してみる。
1 払いたくても払えない
・なぜそういう状況にあるのか? 
・どう改善すれば払うことが出来るのか? 
・個人の問題か、仕組みの問題か、経済の問題か
2 うっかり忘れてた
・忘れないようにするために注意喚起をどうするか? 
・払いやすさ問題?税金では、役所に持って行く、銀行口座からの引き落とし、銀行振込などに加えて、コンビニ収納がトレンドです。 
・忘れることは許されない
3 払う気がない。オリンピック招致の必要性を感じないからそんなことに使う金を払いたくない
 
・それとこれとは別
・強制執行
・国民の信頼を得られるようにすべき
(ひとことアドバイス)
行政課題論文で出題される問題は、東京都としても、特別区としても、真剣に取り組んではいるが、なかなか即効的に効果が上がるような対策がとれていないことばかりです。プロの公務員たちが、必死に取り組んで苦労してどうにもならない問題が出題されているわけですから、そうそう簡単に対策を明示することなどできようもないのです。
とにかく、一住民として素朴に考えて、なぜそういう現状があるのか? を、いろいろと想像する。一つ、二つの要因ではないはずです。決めつけてはいけません。
そして、自分だったら、家族だったら、友達だったら・・・ こういうことをすれば一ついいかも‥程度の提案が出きれば十分です。
あとは、良くある「ありがち」なことをまとめておけば、いいのです。
コツは
自分の身の回りに引き寄せて、対策を考えること。
必ずいろいろな要素があるから、二律背反的に決めつけないこと。「でも~」と一度考えてみること。
まあ、息抜きに、給食費問題考えてみてください。
給食費を払わない子は食べさせない、というのもなんだかかわいそうだけれど
だからといって、結局払わないで済んでしまうのもおかしい。
払わなかった分は、何かしら労働で払ってもらいますか? お掃除とか?
でも子どもが悪いわけではなくて、払わないのは親だからね・・・
親に働かせるか? 働くわけないね、給食費を払わないくらいだから。
なんで払わないのだろう? そもそもいくらぐらいだっけ?
26億円もの未払い者がいるようなら、給食をやめたらどうだ?
そもそも給食は今時必要なのか?
・・・・・・・
頭の体操 をしておくと、当日もきっと頭が回転するよ。
30分くらいは、こんな感じで、ぐるぐる考えをめぐらせます。
30分くらい(ここは、書くスピードにもよると思いますが)で
わりきって、そこまで考えたことで、
こじんまりとまとまった答案をつくります。
「論文」ではないんだよ! 「答案」を作っているのです。
そうでしょう。試験なのだから。
さあ、今日もがんばりますか!