ハットヒヤリ情報

やっと良いお天気になりました。
唐突ですが、顔の筋肉の運動してみましょう。
目、口、頰、顔中のパーツを顔の中心にクチュ~と集めてください。ぎゅっぎゅっとあつめたら,一気に広げて笑顔を作ります。笑顔、笑顔。笑顔が勇気をくれますよ。
今日も、目の前の1問を確実に。あれもこれもといろいろと気になることが多いのは当然です。が、あっちこっちつまみ食いをしてあやふやなことを増やせば、さらに不安は増幅します。必要なのは確実な知識です。
明日、試験会場で頭の準備体操をするための問題を決めて、今日中に何回か解いて、確実に解けるようにしておいてください。
論文のヒント
交通事故が多発することに対するある市役所の取り組みです。
「ハットヒヤリ情報」を地域の住民のみなさんから募ります。「どの道路のどこあたりがどんな風に危ないかを一番知っているのは、そこに住んでいる住民のみなさんなので、何かの拍子に「はっと」したり「ひやり」とした情報をインターネット等を通じて役所に寄せてもらい、対策をとる。なんだかあたりまえじゃないの?と思われそうですが、こういうこともなかなかできていない現実もあるのです。
・情報が集まりすぎて、収集できなくなる
・一度、住民に聞くと、何とかしてくれると思い込まれてしまうが、予算などの制約もあり、何ともできないこともある
「やらない理由、やれない理由」を探し出す公務員になってはいけません。
そうではなくて「どうすれば子どもたちの通行の安全が守れるのか」「どうすれば・・・・」という姿勢を持たなくてはなりません。
幹線道路から、生活道路へ入るときに、スピードをぐっと落とさざるを得ない工夫が有効なようです。思い切って道路の幅を狭めると、運転している人はスピードを落とさざるを得ません。朝の通学時間帯だけでも、一時的に通行止めに出来れば一番良いのかもしれませんが、それを言っていると調整に難航し、いつまでも何も変わらないということになりかねません。しかし、道路幅を狭めるくらいなら、工事のときに道路に良く立ててある三角のポールをたてて、狭めることは簡単にできます。
しかし、先日来の京都の事故は、ひとりは信号を無視して暴走をしていますし、もうひとりは夜中、車を走らせたあげくの居眠り運転です。また、高速バスの事故も居眠り運転です。これら事故の対策には上記の話は対策にはなっていませんね。
ではどうすれば? 
論文の課題に出てくるような問題は、どれも現実の行政の世界でも悩んでいる大きな問題です。こうすれば、すぐに解決できるなんてことがあるわけがないのです。たぶんみなさんが思いつきそうなことは、すでに行政のプロたちも思いついてはいるけれど、なかなか動かせないのですから、くれぐれも「悩み」を忘れないようにしてください。
では、明日の健闘を祈ります!