おいしい給食担当

東京・足立区役所には、「おいしい給食担当」という係があります。
平成20年の調査で、小学校で平均9%、中学校で平均14%の食べ残しが報告されたのをきっかけに、子どもたちにもっとおいしく給食を食べてもらうための取り組みを始めましたのだそうです。
もちろん、子どもたちの好きなものだけをメニュー化したり、贅沢をさせるということではなく、給食を通じて、生産者や調理師さん方に対する感謝やバランスよく食べる事の重要性、栄養に関する基礎的な知識などを子どもたちに学んでもらいながら、おいしく感じる給食を提供したいということで始まった政策です。
「日本一おいしい給食」を目指して、各学校の栄養士さんたちが工夫を凝らした給食メニューを写真入りで、足立区のホームページで紹介しています。
それらのメニューを家庭用にアレンジしたレシピ本まで出版しています。
「日本一おいしい給食」を掲げて、各学校の栄養士が作るおいしい給食レシピを基に、家庭用にアレンジしたレシピ本が出版されました。材料2人分のレシピ。1食あたり低カロリー、低価格で作れ、季節ごとに旬の素材を取り入れるなど、作り方はわかりやすく丁寧に掲載されています。
足立区内の書店での販売だけで、7万3千部もが売れ、品切れ書店が出ているそうです! すごい!
レシピ本
さらにさらに4月から、足立区役所14階レストランピガールにて「東京・足立区の給食室」レシピ本から、平日ランチタイム(11:00~14:30)での月替りメニューを提供しています。テレビ報道でよくとりあげられた「タニタ食堂」の地域版ですね。
今月のメニューはこれです。
《5月のメニュー》エビと鶏肉のカシューナッツ炒めと海藻サラダ 550円
5月のメニュー
東武伊勢崎線梅島駅から徒歩12分の足立区役所まで食べに行こう!
こんな仕事、やってみたいですね。
公務員の仕事ですよ。