面接が苦手な人 2

2015/1/1 から続く
私たち人コミュ苦手メンにだって言い分はある。
目上の方のご好意に対し、小学生でもあるまいし
「ヤッター!」 は失礼だ。
「美味しい~」「うめ~」
も同じだ。
お店の方に失礼なんだよ。
「おいしい~」と言えるほど
ドーナツに通じているわけでもない。
美味しいか、そうでもないかなどの区別などつかないのに
テキトーに「美味しい~」だなんていうことは無責任だし
失礼なんだよ! などと考えるとなにも言えなくなってしまうのです。
でも心のなかでは言いたいと思っているし、
平気な顔してシャーシャーと言って、キャーキャーしている奴を見ると
羨ましくもあるんだよね。
羨ましいどころか、そんな奴を見ていると
自分が落ち込むんだよね。
なんでできないのかなあってさ。
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さあて、長々書いてきたけれど共感してもらえる人もいたかな?
そういう人にとって、問題は、「じゃあ、どうするんだ」ってことですよね。
まあまあ、焦らない、焦らないで。
ひとつひとつ行こう。
まず最初に気がついて欲しいのですが、
今まで書いてきたことは私自身の思いです。
塾長として、講師として、政治家として
人の前で話をするのを職業としている私が
思っていることなのです。
周りの人には、「話すのが上手ですね」と言わることも多い。
それで稼いでいるわけですから、それはそうでしょう。
区長選挙へ立候補して、駅前で街頭演説するのも、
道行く知らない人に手を差し出して握手を求め、
握手をすることも、
私は、結構好きなのです。
面接などもそれほど苦手ではなく、
むしろ大丈夫な方だと思っているのです。
つまり、最初に紹介した「ヤッター!美味しい~」などと叫ぶことができることと
人の前で話すこと、面接試験で話すことは、次元が別のことであるということです。
「ヤッター!美味しい~」ができないからといって、「面接が苦手」とはならないのです。
私から言えば、「ヤッター!美味しい~」、これは難しいけれど、
「面接や人前で話すこと」は全然ハードルが低いと思います。
両者の一番の違いは、
「面接」では、そんなことを言って相手に失礼にならないか
などという心配はいらないのです。
だって、相手の質問に答えるのですから。
相手に聞かれたことを答えればいいわけですから、
自分が主導権を握る必要はないのです。
ある意味では相手に身をゆだねて、
聞かれるがままに答えればいいのです。
それと比べると、「ヤッター!美味しい~」は、
誰も聞いていないのに、自分から行かなくてはいけない! 
これだといろいろ考えて、口をつぐんでしまうのです。
苦手なあなたが克服するべき目標をあまり高いところに設定しないで、
まずは面接試験で普通にしゃべれるようになることに設定をしよう。
それならそんなにハードル高くないですから。
相手の質問をよく聞いて、自分の思っていることを答えればいいわけですからね。
(つづく)