☆11月からスタートでも特別区に合格できます! Aさん(女性)
私が喜治塾に入ったのは大学3年の11月です。周りと比べて少し遅めですが、元々3年の秋から勉強をすると決めていました。塾選びの基準は「自分の性格に合っているかどうか」。喜治塾の他に、大手予備校にも説明を聞きに行きましたが、喜治塾の規模感なら自分から質問や相談をするのが苦手な私のこともしっかり見守ってくれると感じ、入塾しました。
11月から3月まではライブ授業とDVD受講を合わせてとにかく授業をこなすのに必死でした。家が千葉県で遠いこともあり、学校とアルバイトとの両立は難しかったです。一時期は夜遅く帰るのが嫌で、自分の都合のいい時間にDVD受講した方が効率が良いと思いライブ授業に全く出ない時期もありましたが、面倒くさい日に後回しにしてしまうなどだんだん回せなくなってしまったので3月あたりはなるべくライブ授業に出るようになりました。そこで気が付いたのは、やっぱりライブ授業だと情報の入り方が全然違うということ。そのときの先生の声、目線、教室の空気感など、体は自然と五感を使って覚えているのだと思います。復習した時の思い出し方が違います。だから、これから授業を受ける人にはなるべくライブで授業を受けてほしいです。
それと、授業に出たおかげで友達ができました。友達がいると塾に行くのが楽しくなりますし、学校の友達と違って同じ目標に向かう仲間ですから、お喋りすることで息抜きとモチベーションアップが同時に図れます。
4月になるとようやく本格的な復習ができるようになりました。周りはもう外部の問題集などをカリカリ解いていましたが、焦っても仕方がないと諦め講義テキストと塾で配られた問題集で復習をしていました。塾の問題集なら、わからなかったところが必ずテキストに載っているので自分の知識の穴を埋める感覚で進めやすいです。
この頃から、やっと塾内演習で合格圏内に名前が載るようになりました。それまでは、1月からあった演習でほとんどいつも最下位だったので本当に嬉しかったです。その嬉しさがまた勉強を頑張る原動力になりました。
5月になってから過去問を解きました。時間配分の調整のために、年度ごとにまとまっているピンク色のものを使いました。直前期はほとんど自習室には行かず、朝から晩まで家に籠って勉強していました。苦手な知能はテキストにある問題だけは解けるように暗記すべく、毎日各分野まんべんなく、少しずつ解きました。自然科学、行政分野、法律分野は配られた問題集を何周か回して解けるようにし、さらにテキストを読み込んで覚えきれていない知識を書き出し、家中の壁や冷蔵庫に貼っていました。
直前期のモーニング知能や直前対策授業はとても役に立ちました。特に民法は量が多くて難しいので直前まですべてを復習し続けることはできませんでしたが、直前対策授業でやった範囲だけは何度も問題集を解いて完全に理解するように努めました。
試験当日のコツは、「絶対に合格する!」と肩に力を入れずに、「自分のできることを出し切ろう」と思うことだと考えています。そうすると緊張で空回りすることなく、落ち着いて試験に臨むことができると思います。そして、もう一つ、最後まで問題を解くのを諦めないことです。わからない問題も、時間があるなら当てずっぽうにマークするのではなく、「一番似たような選択肢が多いもの」に絞ってマークしていく、近そうな数字で計算してみるなど悪あがきをすれば、何問かは当たります。投げ出してしまうとその後の科目も投げやりな気分になってしまうので試してみてほしいです。
使った問題集に関してですが、過去問一冊以外はすべて塾で配られたもののみです。不安になって外部の物を買ってみましたが結局わかりづらくてやらず終いでした。終わってみて、塾のテキストは本当に大切なところがまとめてあり、情報が多すぎず少なすぎず適切な量の良書だったと実感しました。どこの予備校にしろ、入塾した以上その塾の方針を信じてついていくのが一番の近道です。
筆記試験が終わったら、合格発表を待たずに街歩きを始めました。また、行政主催のイベントに参加し、そこで知り合った区民の方や職員の方に話を聞いたり、面接シートを見てもらったりしました。面接には正解がないので、やれるだけのことはやったという自信が落ち着いて面接に臨むためのポイントではないかと思います。
面接を受けてみて、やはりその土地に対してどれだけ想いを持っているかが見られていると感じました。私は3つの自治体の最終面接を受けましたが、想い入れが小→中→大の順に不合格→補欠合格→合格となりました。合格した特別区でも、質問に上手いこと答えられたという感覚はイマイチでしたが、不合格だった自治体に比べてその土地の魅力を話しているときの表情や内容の濃さが全然違ったと、自分でもわかりました。面接を受ける方、どんどん街歩きをしてどんどんその土地を好きになってください。
最後に、私が特別区に合格できたのは一緒に勉強した仲間たちがいたからです。勉強を開始した時期も遅く、受からないだろうな、と落ち込んだ時期もありました。それでも、「私もこの人たちと一緒に受かりたい」と強く思ったからこそ前を向いて頑張ることができました。数は少ないが素敵な仲間にも出会うことができ、喜治塾にして本当に良かったです。ありがとうございました。