今日のニュースから
駅のホームに設置されたベンチの向きが変わってきている。
これまでは線路と平行に置かれていたが、多くの駅で線路と垂直になるように90度回転させている。
その背景には、転落や接触事故につながった酔客の行動パターン分析で見えてきた意外な事実があった。
国土交通省によると、全国の駅でホームからの転落事故は2017年度に2863件起きていた。このうち7割近くは酔客によるものだった。
酔客の行動パターンを分析すると、
転落に至る行動で最も多かったのが、ベンチなどから突然立ち上がり、まっすぐ歩いて落ちるパターンで約60%を占めたそうだ。
次いで、ホーム端にじっと立ったり、座り込んだりしてから落ちるのが約25%。
千鳥足でホームの端を踏み外すのは15%ほど。
当時の担当者は「ベンチの向きを変えれば転落事故を減らせるのではないか」と考えたそうだ。
京阪神エリアに限ると、6割以上の駅でベンチの向きを変更済みで、転落防止に一定の効果を上げているという。
取り組みは東へと広がり、首都圏でも、西武鉄道や京王電鉄、小田急電鉄、東武鉄道が導入しているそうだ。
駅のホームに設置されたベンチの向きが変わってきている。
これまでは線路と平行に置かれていたが、多くの駅で線路と垂直になるように90度回転させている。
その背景には、転落や接触事故につながった酔客の行動パターン分析で見えてきた意外な事実があった。
国土交通省によると、全国の駅でホームからの転落事故は2017年度に2863件起きていた。このうち7割近くは酔客によるものだった。
酔客の行動パターンを分析すると、
転落に至る行動で最も多かったのが、ベンチなどから突然立ち上がり、まっすぐ歩いて落ちるパターンで約60%を占めたそうだ。
次いで、ホーム端にじっと立ったり、座り込んだりしてから落ちるのが約25%。
千鳥足でホームの端を踏み外すのは15%ほど。
当時の担当者は「ベンチの向きを変えれば転落事故を減らせるのではないか」と考えたそうだ。
京阪神エリアに限ると、6割以上の駅でベンチの向きを変更済みで、転落防止に一定の効果を上げているという。
取り組みは東へと広がり、首都圏でも、西武鉄道や京王電鉄、小田急電鉄、東武鉄道が導入しているそうだ。