夏休みに痩せる子どもたち

今日のニュースから

東京や静岡、京都など各地のフードバンクが近年、長期休み中の子どもたちに無償で食料品を届ける取り組みを始めている。
給食がない夏休みが明けると、痩せて学校に戻る子どもが少なからずいるからだそうだ。
「栄養格差を縮めるうえで意義がある」と識者らは言う。

狛江市の2017年の調査によると、過去1年に経済的理由で必要な食料を買えなかったことがあると答えた一人親世帯は4割を超えたそうだ。

FBKは昨夏から、長期休みの食料支援を開始。市が一人親世帯に送る児童扶養手当の現況届提出依頼が入った封筒に案内を入れ、昨夏は希望した44世帯に食料を届けた。

また、夏休み明けに痩せる子どもの存在は09年、「子どもの貧困白書」で取り上げられ、話題になった。
フードバンク山梨が15年、長期休み中、希望する子育て世帯に食料品を届ける「こども支援プロジェクト」を始めた。

現在、8市町と協定を結び、学校を通じて就学援助世帯に案内を出す。今夏は624世帯1312人の子どもに届けるという。