育児放棄

今日のニュースから

鹿児島県出水市のアパートで、4歳の女児が同居する母親の交際相手の男に殴られた事件で、同市が女児の体に複数の青あざを確認しながら、児童相談所や県警に伝えていなかったことがわかった。

女児が計4回保護されたことについては、児相がネグレクトと認定しながら、自治体や警察などとの見守り対象にとどめていたそうだ。

璃愛來ちゃんは28日に死亡した。死因は水死の疑いがあという。

薩摩川内市で璃愛來ちゃんが今春、計4回保護された件では、県警がネグレクトの疑いもあるとして、児相に一時保護の必要性などを2回通告した。だが児相は一時保護に踏み切らなかったそうだ。

児相は4月3日、再び同様の問題が起これば一時保護すると母親に通知。その後まもなくあった児相や警察、薩摩川内市による「要保護児童対策地域協議会」で経過を見守ることとした。児相はネグレクトと認定した上で見守り対象にとどめ、自治体を中心として家庭訪問や電話による状況確認などをすることになっていた。

児相は一時保護しなかった理由について「親子の愛着が感じられるなど、一時保護が必要と判断しなかった」とし、児童福祉法などに照らし適切な対応だったと説明したそうだ。