千葉 台風直撃でライフラインへの影響深刻

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観測史上最高の最大瞬間風速を千葉市などで記録した台風15号が通過後の10日、千葉県内は、なお各地で停電や断水が続き、市民生活を直撃した。
商店での品薄や鉄道の運転見合わせなどの影響が長引き、停電地域では災害情報を集めるためのスマートフォンの充電にも苦慮する。

深刻なのが、ライフラインへの影響だ。
東京電力パワーグリッド千葉総支社によると、県内では10日午後6時現在、市原市、千葉市、君津市などで計約54万2千戸が停電。このため浄水場の送水ポンプが動かず、県によると、鴨川、東金、成田の各市など計約8万4千戸で断水が起きた。

市原市役所ではこの日、一度に100個以上のスマホや携帯電話を充電できるブースが設けられた。充電をしながら親戚と電話する人や、疲れた表情でニュースをチェックする人たちであふれたそうだ。