千葉の熱中症搬送、全国最多

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総務省消防庁は18日、台風15号が千葉県を直撃した9日から15日までの1週間で、熱中症による救急搬送者は同県が498人で全国最多だったと発表したことがわかった。
長引く停電の影響とみられ、前週(2~8日)より約3倍も増えたそうだ。

同庁によると、千葉県では熱中症により2人が死亡したほか、重症6人、中等症は201人、軽症289人に上った。
年代別で最も多いのは65歳以上の高齢者で288人。次いで成人(18歳以上65歳未満)が190人、少年(7歳以上18歳未満)が16人、乳幼児が4人だったという。

搬送された時の場所別では、住居の敷地内が237人で最多。病院など施設の屋内が76人、工事現場や作業場などが57人となっている。

気象庁によると、9~11日は千葉県内の11カ所の観測地点で連日、30度以上を観測。鴨川市や茂原市などでは、35度以上の猛暑日を記録した日もあった。

東京電力パワーグリッドによると、同県内では18日、約4万1400戸で停電が続いている。山武市で約6900戸、八街市で約4800戸、市原市で約4200戸、南房総市で約4500戸など。

千葉県内は19日明け方まで急な強い雨や落雷の恐れがある。朝方から曇りで、昼前から晴れる見込み。21日からの3連休は停滞する前線などの影響で大雨が降る恐れがあるとしている。